Archive for the ‘健康情報’ Category

インフルエンザにしっかり対策しよう。

2023-12-25

インフルエンザは、毎年流行を繰り返し、健康に対して大きな影響を与える最大の感染症のひとつです。一般的に12月~3月がインフルエンザの流行のシーズンとされていますが、今年は5月頃から季節外れの流行が見られるなど、全国各地で予期せぬ状況に直面しました。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けは2023年5月に5類に移行したものの、コロナ禍で免疫力が低下したことによる流行ともいわれており、今冬も感染対策の徹底が引き続き求められます。今回の記事では、季節性インフルエンザ(以下、インフルエンザ)の特徴や、流行に対して企業が押さえておくべきポイントをお伝えします。

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染でかかる病気です。高熱のほか、頭痛・関節痛・筋肉痛など全身の症状が突然現れることも特徴です。なお、インフルエンザと風邪の主な違いは以下のとおりです。

インフルエンザの発生に備える企業対応

一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3〜7日間は鼻やのどからウイルスを排出する時期といわれています。この時期は人に感染させるリスクが高まりますが、インフルエンザには出勤停止期間を定める法令等はないため、就業規則に企業のルールを定めておく必要があります。インフルエンザによる欠勤連絡を受けるたびに異なる対応になったり、対応の遅れで業務への支障が出ないよう事前の対応をおすすめします。

【発生に備えて決定しておきたい項目】

・出勤停止期間

・従業員やその家族がインフルエンザに感染したときの企業への申告方法

・有給休暇の当日、事後取得の可否

・発熱した従業員へのインフルエンザ検査の命令基準

・受診命令した時の賃金支払や受診料の負担

・休業時の連絡方法

・業務の引継ぎ方法

・特別休暇や病気休暇などを設ける場合は就業規則の変更 など

インフルエンザに感染した従業員が、出勤停止期間の早い段階で熱が下がり、症状が快復することもあります。働ける健康状態であっても、感染防止のために出社を控えてもらうときは休業手当の支払が必要です。出勤停止期間を検討するうえで、学校保健安全法の出席停止期間も参考になります。インフルエンザ罹患後の外出時期については、以下のサイトをご確認ください。

参考|厚生労働省『令和5年度インフルエンザQ&A』Q17

インフルエンザと傷病手当金

インフルエンザに感染して仕事ができない場合、健康保険の被保険者は傷病手当金の支給対象になります。ここでは、協会けんぽの傷病手当金について記載しています。

傷病手当金とは、業務外の理由による病気やケガで仕事ができず、企業から給与の支払がないときに、健康保険から生活保障として支給される手当です。業務外の理由による病気やケガの療養のため、仕事を休んだ日が連続して3日間(一般的に「待期期間」という)の後、4日目以降の仕事に就けず、給与の支払がなかった日に対して支給されます。ただし、給与の支払があっても、給与の日額が傷病手当金の日額より少ない場合、その差額が傷病手当金として支給されます。

支給額は以下の計算式で算出した額になります。

なお、支給開始日以前の期間が12か月に満たない場合は、別の計算方法で支給額を求めます。詳細は以下のサイトをご確認ください。

参考|協会けんぽ『病気やケガで会社を休んだとき』

傷病手当金は同一の疾病に対して通算1年6か月支給されます。しかし、インフルエンザは原因となるウイルスが複数あるため、感染するたびに「別の疾病」の扱いになり、感染の都度、傷病手当金を受けることが可能です。

有給休暇と傷病手当金のどちらを選択するのか

基本的に、同じ日に有給休暇と傷病手当金の両方を選択することはできません

ただし、仕事に就いていない日で、有給休暇による賃金日額が傷病手当金の日額より少ない場合、その差額が傷病手当金として支給されることはあります。

また、どちらを選択するかは企業が一方的に決定することはできず、企業のルールを踏まえ、最終的には本人の判断に委ねられます。

判断のポイントは以下のとおりです。支給額や支給される日が異なります。

【有給休暇】

取得日ごとに1日分の賃金が企業から支給されます。

企業の公休日は有給休暇を取得できないため、賃金の支給はありません。

【傷病手当金】

1日分の賃金より低い額になります(上記【傷病手当金 1日あたりの支給額の計算方法】を参照)。

また、企業の公休日も支給されます。

有給休暇を事前申請としている企業では、当日申請や事後申請を受け付けていないケースもあるため、有給休暇のルールは就業規則を確認してください。

家族がインフルエンザにかかったとき

本人ではなく同居している家族がインフルエンザに感染するケースがあります。

対応例については以下のとおりです。

【対応例】

・一定期間、休業をさせる(業務命令の休業になるため、休業手当の支払が必要)

・テレワークが対応可能か検討する

・特別休暇を取得させる

・本人の希望があれば有給休暇を取得させる

・小学校就学前の子どもが感染したときは「子の看護休暇」の利用を推奨する など

職場のインフルエンザ対策

インフルエンザは流行性があるため、ひとたび流行が始まると短期間で職場内感染が広がるケースも見受けられます。

インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」のふたつです。従業員が安心して働くことができる職場づくりのひとつとして、以下のような感染予防対策を行うことをおすすめします。

1 こまめな換気

限られた空間に多くの人が集まることが多い職場では、空気中にただようウイルスを外に排出することが大切です。また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気は重要です。

外へ出たウイルスは日光(紫外線)により不活化するため、こまめな室内の換気はウイルス濃度の低下につながります。

2 適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザは湿度の高い環境に弱いため、適切な湿度(50〜60%)を保つことが重要です。職場内に加湿器を設置するなどの対応も効果的です。

感染予防のための企業内周知

職場内の感染予防と同様に、1人ひとりが「感染しない」「感染させない」意識を持ち、咳エチケットや手洗いなどを徹底することも大切です。

疲労が溜まっていたり、睡眠不足のときは免疫力が低下します。普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけることで免疫力も高まり、感染予防につながります。

厚生労働省の以下のサイトでは、感染防止やワクチンなどの情報がまとめて掲載されており、予防啓発のためのポスターも用意されています。

参考|厚生労働省『令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について』

参考|厚生労働省『咳エチケット』

参考|厚生労働省『正しい手の洗い方』

まとめ

インフルエンザは感染力も強く、毎年約10人に1人が感染しています。

いつ誰が感染するかは分からないため、急に欠勤する従業員が出た場合の業務の引継ぎ方法や連絡方法などをあらかじめ決めておくと、従業員の不安も軽減されます。

労務担当者として、関連する手続を把握し、対応策を準備しておくことが大切です。


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【健康情報】寒くても大丈夫!室内でできる運動

2023-11-16

~定期的にお送りしているリードブレーン社会保険労務士法人の「健康情報!」です~

11月の健康情報!寒くても大丈夫!室内でできる運動

寒さが厳しくなる11月でも、室内で行える運動で健康を維持しましょう。

今回は寒い季節にぴったりな室内でできる運動「インドアウォーキング」をご紹介します。

インドアウォーキングとは

屋内で行うウォーキングのことです。通常のウォーキングと同様に、歩くことで全身の筋肉を使い、有酸素運動としての効果がありますが、屋内で行うため天候の影響を受けずにできるのが特徴です。

インドアウォーキングは狭いスペースでも行えるため、リビングルームや廊下など、比較的狭い場所でも実践可能です。また、歩行速度や時間を調整することで、自分の体力や目的に合わせた運動ができます。

様々なインドアウォーキング

1. インドアマーチング

インドアマーチングは、通常のウォーキングの動作に腕を活かすことで、全身の筋力を効果的に鍛えることができます。腕をしっかり振ることで、上半身と下半身の連携が良くなり、カロリー消費も増加します。

2. ステップエクササイズ

ステップエクササイズは、階段状のプラットフォームを使って行う運動で、足の筋力やバランス感覚を鍛えるのに効果的です。階段を使うことで、通常のウォーキングよりも脚部の筋力を強化することができます。

3. ハイネスウォーキング

台の上で行うウォーキングの一種で、通常のウォーキングよりも高い場所で行うため、足の筋力やバランス感覚を特に鍛えることができます。高さがあることで、より大きな効果が得られると言われています。

これらのインドアウォーキングは、自宅の中でも手軽に行えるため、健康維持や運動不足の解消に効果的です。ただし、運動を開始する前には、適切な準備運動として軽いストレッチを行うことが重要です。無理なく行い、自分に合ったペースで楽しみましょう。


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【健康情報】秋にかかりやすい?ドライアイ対処法

2023-10-04

~定期的にお送りしているリードブレーン社会保険労務士法人の「健康情報!」です~

【ドライアイの原因は…】

秋の夜長、読書などの理由で、意外にも、「目の病気」にかかる方が多いそうです。涙の分泌量は、昼より夜が少ない、それにプラスして、 本やパソコン、携帯などを見ていると瞬きが少なくなる冷暖房により室内が乾燥しがち… 結果、涙が蒸発し、涙の水分量が減って、ドライアイになるそうです。また、コンタクトレンズの長期・長時間の装用や、夜型の生活、食生活の変化、運動不足など、ライフスタイルも関わっていると言われています。


【ドライアイの対処法!】

対処法①目薬をさす

市販の目薬を購入する際は、防腐剤が入っていない工涙液型の製品を選ぶことがおすすめです。 目薬に配合されている添加物によっては、かえって目に負担をかけてしまうことがあるので、慎重に選びましょう。

対処法②まばたきの回数を増やす

特に、パソコンやスマートフォンの画面を集中して見ているときは、自然とまばたきの回数が減ってしまいます。まばたきの回数が少ないと目が乾きやすくなるため、意識的にまばたきの回数を増やすことがおすすめです。

対処法③目を休める

目を休めるということも、目の乾きを改善するための効果的な方法です。具体的には、蒸しタオルを目に当てて温めることで、血流がよくなり涙の分泌量が増えるため、目の乾燥を和らげることが期待できます。

対処法④コンタクトレンズを長時間使用しないように気をつける

外出時にはいつもコンタクトレンズを使用しているという場合は、帰宅後はすぐに外して目を休めましょう。実は、レンズに含まれている水分量が50%以上のコンタクトレンズは、水分蒸発量も多くなるので、レンズの水分を保つために多くの涙が必要になり目が乾きやすくなります。低含水コンタクトレンズを装着し、帰宅後はすぐに外すようにしましょう。

対処法⑤空調管理を行う

空気の乾燥によっても目が乾くため、こまめに室内の湿度を確認し、適切な空調管理を行うことも大切です。目の乾燥を抑えるためには、室内の湿度を50%程度に設定しましょう


いかがでいたか?健康管理をしっかり行っていきましょう!

参考:http://dryeye.ne.jp/dry-your-eyes/



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【健康情報】拡がっています!「健康な食事」の取組

2023-09-05

~定期的にお送りしているリードブレーン社会保険労務士法人の「健康情報!」です~

「健康な食事」のための食環境整備の考え方を活用した取組みのひとつに、「健康な食事・食環境」コンソーシアムが定めるスマートミール認証制度があります。この、「スマートミール探訪」では、スマートミール認証を取得した全国の事業者の取組みを紹介。家庭でのヘルシーメニューづくりに役立つテクニックも公開しているので、毎日の食生活にお役立てください。

スマートミール認証制度  https://www.smartlife.mhlw.go.jp/minna/kenkou_shokuji/

従業員さんの健康管理=労務管理もしっかり取り組みましょう!労務のご相談はリードブレーン社会保険労務士法人まで🍀🤝


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【健康情報】あなたは大丈夫?将来介護が必要になるロコモかも?

2023-08-02

~定期的にお送りしているリードブレーン社会保険労務士法人の「健康情報!」です~

今回の健康情報は、「ロコモ」について。「ロコモ」(ロコモティブシンドローム)とは、「立つ」「歩く」といった身体能力(移動機能)が低下している状態のこと


ロコモが進行してしまうと…将来介護が必要になるリスクが高くなると言われています。実際、ロコモが要因で要支援・要介護になった人は全体の約25%を占めています。

ロコモを防ぐには、若いころから適度に運動する習慣をつけ、健康寿命を延ばすことが重要です。ロコモを知り、しっかり対処して、人生を歩き続けましょう!

【ロコモチェックシート↓】

ロコチェック | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト (locomo-joa.jp)

ロコモをご存知ですか? | みんなの健康づくり集 | スマート・ライフ・プロジェクト (mhlw.go.jp)


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リードブレーングループは社員一丸となって健康増進に取り組みます。

2023-06-23

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早速、本日から健康情報の共有を行いました。

デスクワークが多い社員でも簡単にストレッチができるように

「座ってできるストレッチ」のリーフレットを社内に掲示いたしました。

少しでも、健康促進につながり、みなさんが健康になることを願います。

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